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2023/07/14

夏の交通規制は物流にどのような影響を与えるのか?

皆様こんにちは!日本物流開発のコラム担当の「一」です! 

いつも当コラムをご愛読いただきありがとうございます! 

いよいよ7月に入り夏も本番になりました。夏祭りや花火大会といった様々なイベントが各地で行われます。そんな中、物流会社が気にしなければいけないことは交通規制です。特に夏場はイベントだけでなく台風や土砂崩れといった災害の発生により商品を運ぶことが出来ないことも多々あります。今回はそんな夏の交通規制について以前配車業務を行っていた私の経験を基に解説していきたいと思います!

 

交通規制の事前確認

では、どのような状況で交通規制が発生するのかについてですが夏場であると夏祭りやイベント等で主に発生します。特に有名地域のお祭りや夏フェスといった他の地域から多くの方が来られるイベントに関しては交通規制範囲以外でも混み合い、結果的に配送を行えなくなるような状態にもなります。また、サミットやオリンピックのように国際的な行事がある場合には広範囲かつ迂回路も交通規制範囲になることもあるので最低でも2か月~1か月前には交通規制がどの程度の物なのかを事前に調査しています。

荷主様への事前通告

交通規制があるのかが判明したら配送エリアとかぶっているところ(混雑が予想できるエリアを含め)荷主様に報告します。その際、例年の混雑状況や予想される配送遅延件数などを報告します。その後当日の配送エリア縮小、物量を抑える指示が荷主様より連絡されドライバーに対しその旨御を報告します。

災害時の配送中止について

交通規制とは少しずれますが、台風やその後の土砂崩れ、水没など夏場では非常に多くの自然災害が発生します。その為、配送可能地域が限定される、そもそも配送が不可能な場合も多々あります。それ以外にも幹線便で拠点に荷物を入庫できない場合や拠点に人が行くことが出来ない状態になることも想定されます。(もちろん配車担当も営業所に行くことが出来ないことも想定されます。)その場合は配送開始時間を遅らせる、又はその日の配送を中止することもあります。

まとめ

このように夏場は多くのイベントや災害により配送できないことがいくつか想定されます。特にイベント系の交通規制は広範囲のエリアに配送が出来なくなることが想定されご迷惑を荷主様、お客様に対してご迷惑をおかけしてしまうことが多くなります。ご迷惑を最小限にするためにも荷主様に対して早急に連絡を行う、限りなく配送遅延をなくすことを配車担当時は常に意識して業務に従事していました。特に実際の混み具合は現場を知っているドライバーが詳しいので綿密な連携を取ることが重要となってきます。特に裏道も使えなくなることや交通規制外の混み具合に関してはドライバーが熟知していますので連携は非常に重要になります。どの業界でもいえることですが現場との連携は雑になればなるほど業務全体に大きなほころびが生じます。そうならないためにも配車係は現場、荷主様との連携をかなり重要に行うことで業務の停滞が発生しないよう日々努力しています!

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