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2022/08/31

物流のキホン:荷役について

日本物流開発コラム担当の「かんじ」です!

今回は当社コラムの企画の一つ「物流のキホン」シリーズです!当企画では、業務の中でブラックボックス化しやすい物流について、基本的な話から裏話まで解説していきながら、皆様と一緒に理解を深めていこうという企画になっています。

今回は、物流の6大機能の一つに数えられる「荷役」にフォーカスを当てて解説していきます。『荷役』と言われて、みなさんはどんなイメージをするでしょうか?一般的な認識だと、ドライバーや倉庫スタッフの作業をイメージになると思います。実際には、もっとたくさんの業務があります。このコラムで全体像を掴んでいただけると幸いです!

それでは、解説をやっていきましょう!

荷役とは

“荷役とは、物流6大機能の一つのことで、「物流過程におけるモノの取り扱いに関する作業」の総称です。”

上記は辞書的な書き方で、端的に言うと「物流拠点での作業」のことです。

物流拠点の違いは荷役の違い

正直に申しますと、物流拠点によって荷役作業の内容はかなり違います。

どれぐらい違うのかというと、「同じ会社でも部署が変われば、現場の常識が変わる」程度には違います。 物流拠点を大カテゴリーに分けても、下記の7種類ほどはあります。

拠点の種類運営業界別
コンテナターミナル
航空貨物ターミナル
保税地域海・空
鉄道貨物駅
トラックターミナル
卸売市場
倉庫

この7種類の内1つだけでも事業部や会社が成立するほど、業務内容は異なります。

専門知識なく業務内容の違いを説明するならば、陸・海・空の違いが良い例です。

陸の荷役は海・空と比較して少量・軽量貨物の取扱業務が多いです。 物流拠点の役割は、「荷物の行き先を無駄なく分けて、トラックの往復回数を減らすこと」や「消費者に直接売り出せるように、加工を行うこと」などが中心となります。
海の荷役は陸・空と比較して、大量・重量貨物が多いです。また、輸送期間が長期に渡るため、商品鮮度が落ちない商品の扱いが中心となります。海の物流拠点の役割は、「商品の通関業務」や「重機による貨物の仕分けや積み替え」などがあります。
空の荷役は陸・海と比較して、高価もしくは緊急を要する貨物の取扱業務が多いです。また、積み込める荷物に制限があることや運航スケジュールが厳密なことも特徴です。物流拠点の役割は、「商品の通関業務」や「商品の計量」、「爆発物検査」などがあります。

陸分野の倉庫の荷役だけでも、「高温・常温・冷蔵・冷凍」などの温度帯でも業務内容は変わりますし、「食品・酒・薬・化粧品」のような認可が必要なものでも変わってきます。他にも、荷主様によっても「数%の商品差異は許容するが、薄利多売でとにかく物量をさばいてほしい」や「価格が高くても、多品種少量で差異は一つも起こさないでほしい」、「保管だけいいから可能な限り低コストにしてほしい」などの要件によっても大きく変わります。

荷役作業時のトラブ

1.物流拠点―輸送間のトラブル

基本的に、物流拠点と輸送は「別々の会社でやっているケース」や「同じ会社だが部門が違うケース」などがほとんどです。その為、物損が起きた時に「どちらの責任になるのか」でトラブルが起きることがあります。また、業者間の段取りの違いによってもトラブルは起きます。中には、作業が遅れている輸送会社と作業待ちの輸送会社でトラブルが起きることもあります。

2.物流拠点内のトラブル

業務の性質上、大人数で業務をすることが多くなります。標準化が上手くできていないことや、管理が行き届いていないことがあると、誤出荷や労災事故に発展することがあります。様々な価値観の人たちが働いているため、個人間でのトラブルも少なくはありません。問題の早期発見のためにも、現場管理者や作業者間でのコミュニケーションはかなり大事になります。

荷役作業を機械化することの難しさ

物流の仕事は状況に応じて柔軟に対応することで、生産性を大きく変えていくことが可能な業務です。機械化を行うことで、逆に生産性が下がることや、生産性を上げるための現場改善の選択肢が減るなどのリスクがあります。荷主が変わると、使えなくなる設備もあるため、負の遺産を抱える点も問題です。

 限られた予算や投資リスクを踏まえたうえで、如何に費用対効果のあるシステム・機械を作り出すのかが今後の課題ではないでしょうか?

 個人的には、業務の幅が広がるシステムや機械化が進むことに期待を寄せています。

まとめ

今回は、物流6大機能の一つ「荷役」について解説していきました。

特に、荷役業務の「複雑さ」や「難しさ」を中心に話しましたが、いかがでしたでしょうか?

物流費の中でも、輸配送費が占める割合が約50%程度であると、「輸配送について」のコラムでお伝えしました。荷役作業というのは、無駄な輸配送を減らす上で重要な機能です。出荷に何往復も必要だった状況を1往復だけで済ませられる可能性を秘めています。破損や誤出荷を減らせば、その分の無駄な往復も減らせます。適切な倉庫を選べば、繊細な商品の管理もできます。商品ラッピングで積載量が減っている?出荷先に近い物流拠点に運んでそこでラッピングすれば、工場から物流拠点までの輸配送費は減らせます。

「如何に工夫をするのか?」このことを考えることこそ荷役作業の神髄です。

日本物流開発は流通加工を得意とした物流サービスを行っております!複雑な荷役業務を独自のシステムを用いて効率化しております!難しい業務でも受け付けておりますので、物流アウトソーシングを希望の方はお問い合わせください!!

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