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2023/03/28

物流大河シリーズ③道路を取り巻く環境の変化

皆様こんにちは!日本物流開発のコラム担当の「一」です!  

いつも当コラムをご愛読いただきありがとうございます!  

前回のコラムでは近代化によって進化した明治時代前期の物流について紹介しました。鉄道の台頭によってより多くの物を運ぶことができるようになりましたが鉄道以外に物流を取り巻く環境はどのような進化をしていったのでしょうか?鉄道の台頭以前から続く道路輸送の進化と整備の歴史について今回は解説していきたいと思います。 

道路輸送は江戸時代からある 

江戸時代初期、すでに運送請負業が各地に存在していました。業務内容としては人力又は馬力で荷物をお客様まで運ぶ現在の宅配サービスとさほど変わりません。物流大河シリーズ①でも触れたとおり水路で運び中間拠点から道路輸送を行うという物流システムが日本には確立されていました。一方課題もあり、現代の道路のように整備されておらず悪路による荷物の汚破損、果ては交通事故の増加が大きな問題となっていました。 

明治時代の道路整備 

明治4年(1871年)には、徳川幕府時代から続いていた東海道・中山道・日光街道などの整備が始まり、明治7年(1874年)には日本初の国道「東海道」が開通しました。 

これらの道路整備には、西洋諸国から技術者が招かれました。アメリカのエドワード・S・モースをはじめとする技術者たちは、西洋の道路建設技術をもたらし、日本の道路整備に大きく貢献しました。 

現代よりも危険?かもしれない交通事故事情 

明治時代の道路交通事故は、現代と比べると多く、交通安全の問題が重要視されていませんでした。馬車や人力車などが主流であり、車両の速度は遅かったため、歩行者との接触事故が多かったとされています。また、道路状況が悪く、穴が開いたり、崩れたりすることが多かったため、転倒事故も少なくありませんでした。 

このような交通事故に対して、明治政府は道路整備や安全対策を進めました。道路整備によって路面の状態が改善され、また、明治16年(1883年)には道路交通規則が制定され、車両の速度や歩行者への注意などが規定されました。さらに、警察官の設置や警笛の使用なども推奨され、交通事故の減少に努められました。 

まとめ 

いかがだったでしょうか?物流を取り巻く環境は時代が進むごとに多くの変化を見せています。特に道路整備は当時の明治政府も非常に大きな力を入れており、より安全かつ効率的な物流システムを作っていることがわかります。現在の道路整備といえば新しいものを作るというよりかは保守点検が主となっているように感じます。2024年問題という大きな刺激や今後の技術革新によって全く新しい物流システムの確立、全く新しい道路の概念が今後誕生するかもしれませんね。 

今回で明治時代は終わり、次回からは大正時代、激動の昭和時代の物流の歴史を書いていきたいと思います! 

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