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2023/01/31

3PLとは

皆様こんにちは!日本物流開発のコラム担当の「一」です! 

いつも当コラムをご愛読いただきありがとうございます! 

日本には非常に多くの物流会社が存在します。物流と一言で言っても中を見てみると輸送、保管、流通加工などその幅広さと奥深さには惹かれるものが多々あります。その中で皆様は【3PL】という言葉はご存じでしょうか?当然知っているという方もいらっしゃれば、物流業界に興味を持ったが単語の意味がよく分からないという方もいらっしゃると思います。今回のコラムでは物流に興味がある新たなる同志に向けて【3PL】について解説していきたいと思います!

3PLとは?

3PLとは「サードパーティロジスティクス(Third(3rd) Party Logistics)」の頭文字を取ったものであり、荷主企業が物流部門の業務を外部の物流会社に外注委託する業務形態のことを言います。なぜ物流会社が「3rd」なのかというとしっかりと理由があり、「1st」には荷主、メーカーが該当し「2nd」には問屋や小売が該当します。その為物流会社は「3rd(第三者)」に相当することが3PL の由来となっています。

3PLの導入・拡大が増加した理由

物流業界に興味を持った方の中には就活生や企業研究をされている学生の方も多くいると思いますが、企業紹介で「3PL事業の拡大」と書いてある企業を多く目にしたことがあると思います。ではなぜこんなにも拡大しているのでしょうか?それは偏にインターネットの普及によるEC市場の拡大が大きな理由です。近年ではオンラインショップで注文を行うと翌日には届くということが割と当たり前になってきています。

(担当者が中学生くらいの時には翌日発送というもの自体はありましたがそこまでメジャーではなかったと記憶しています。)

そのように物量が増加すると「1st」であるメーカーなどが本業(例:製造や商品開発・研究)に多くのリソースを割くことが出来なくなることが考えられます。その為、物流業務をアウトソーシングすることで本業に集中することが出来ます。また物流会社は本業である物流を行い、その力を発揮させることで翌日発送の実現や多くのサービスを提供することが出来ます。こういった背景から3PLの導入増加や事業拡大が進んできました。

3PLのメリット

3PLのメリットとしては上記でも記載いたしましたが「1st」であるメーカーが本業に力を入れられる点が非常に大きくなっています。近年では日に日に新しい技術が出てきており本業に専念することで市場のトレンドを抑え、ユーザーのニーズに答えるための動きを行うことが出来ます。また、物流のプロである物流会社へ委託することでリードタイム短縮による翌日配送や丁寧な流通加工といった商品に付加価値を付け、ユーザーへ届けることが可能になります。

3PLのデメリット

第三者に委託することで本業に集中できる、物流をプロに委託しより多くのサービスを提供できるといった非常に大きなメリットがございますが、当然デメリットも存在します。

それは物流ノウハウをメーカーが蓄積できないということです。当然物流をアウトソーシングすることで本業のノウハウを蓄積しより新しい製品や技術を開発することはできますが物流はそういうわけにはいきません。今までのコラムを読んでいただければわかると思いますが、物流はただ物を運ぶだけの仕事ではございません。非常に奥が深いものになっています。その物流会社が(例えば)倒産してしまったりした場合おそらく新しい物流倉庫を探すと思いますがその間はどのようにつなぐのか等の問題が生じる可能性があります。すなわちメーカーと物流会社の連携が今後は大事になってくると考えられます。

まとめ

いかがだったでしょうか?3PLのことについて少しでも知っていただければと思います。

しかし今回は私が記載したことはあくまで3PLの表面部分のみになります。3PLも当然非常に奥深い内容となっており1つのコラムでまとめることは非常に難しく、とんでもない大長編になると思います。

このコラムで3PLについてもっと知りたいと思った方は是非調査してみてください!

そして是非当社やAZ-COM丸和グループの門を叩いてくれると嬉しく思います!

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