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2022/09/30

物流のキホン:配送キャリア比較

日本物流開発コラム担当です! いつも当コラムをご愛読いただき誠にありがとうございます!

今回は、ECサイトを運営されている荷主の方なら一度は思い悩む「配送料と配送業者」について、比較対象として取り上げられる「ヤマト運輸」と「佐川急便」について、公表されている配送タリフ等を基に徹底比較してまいります!

それではどうぞ!

ヤマト運輸の特徴

ヤマト運輸は、「ヤマト運輸の宅急便」を主要サービスとしています。ヤマト運輸の特徴として、業界屈指の配送スピードを誇ることにあります。拠点を細分化することにより、他社よりも早い配送スピードを実現しているのです。エンドユーザー様に商品を早く届けたい荷主様には適したサービスといえます。

また、クール便等の対応も行っています。

佐川急便の特徴

佐川急便は、「飛脚宅配便」という宅配サービスを提供しています。ヤマト運輸と並び、迅速な配達を行ってくれる宅配業者です。

佐川急便の大きな強みとして、宅配便の規定以上にも対応している「飛脚ラージサイズ宅配便」になります。これにより、他の配送業者よりも大きな商品を送ることが出来ます。

佐川急便は、「飛脚宅配便」という宅配サービスを提供しています。ヤマト運輸と並び、迅速な配達を行ってくれる宅配業者です。

佐川急便の大きな強みとして、宅配便の規定以上にも対応している「飛脚ラージサイズ宅配便」になります。これにより、他の配送業者よりも大きな商品を送ることが出来ます。

徹底比較!サイズごとの配送料金の比較

比較方法

今回はエリア毎の配送料金の平均値を算出し、それらを比較することとします。各社がHP上で公開している配送タリフ(エリア毎の配送料金が記載されている表)から、関東から発送した場合での平均値をそれぞれ算出しました。エリア毎での比較も行いましたが、平均値を比較した場合と同様の結果のため、今回は記載しないこととします。

また、二社を比較した場合、ヤマトしか対応していない「120サイズの発送」と「沖縄への発送」、佐川のラージ飛脚便しか対応していない「220サイズ以上の貨物」は考慮から外しています。持ち込割引や物流業者の特約料金等、割引条件等も考慮に含んでいません。

60サイズ:佐川急便

60サイズで配送料が安いのは佐川急便です。ヤマト運輸の平均値が1,077円なのに対し、佐川急便は921円と、およそ156円の差があります。例えば、100件の発送業務が発生した場合、これだけで15,000円以上の差になります。

80サイズ:佐川急便

80サイズでも佐川急便に軍配が上がります。ヤマト運輸が1,304円なのに対し、佐川急便の配送料は1,196円と、およそ108円の差額があります。特に物量をさばく荷主様にとって、一個あたり100円の差は非常に大きいものだと言えます。

60・80サイズは、佐川急便での発送の方がいいと言えます。

100サイズ:佐川急便…しかし…

100サイズにおいても佐川急便の方が安価ですが、この辺りから差の開きが少なくなってきます。今までは100円以上の差があった二社ですが、100サイズでの価格が、ヤマト運輸は1,551円、佐川急便1,537円と、その差はおよそ14円しかありません。この辺りから、少しずつ佐川急便とヤマト運輸の価格競争が拮抗し始めるのです。

140・160サイズ:100サイズと同様、気持ち佐川に軍配か

140・160サイズでは、佐川急便が気持ち料金の押し返しを図ります。140サイズでは、ヤマト運輸:2,026円に対して佐川急便:1,999円、160サイズでは、ヤマト運輸:2,253円に対して佐川急便:2,219円という結果になっております。いずれも100サイズ同様、27円~34円程度の差があります。

この辺りは出荷量や宅配業者のサービス水準等を考えて選ぶ必要があるでしょう。

180・200サイズ:ヤマトに軍配か

ここらのサイズ辺りは、ヤマト運輸に軍配が上がります。180サイズでヤマト運輸が2,587円なのに対し、なんと佐川急便は3,519円にもなります。これは、佐川急便が170サイズから「ラージ飛脚便」というサービスに変更されるため、そこで大幅に値段が変わるためです。200サイズも同様で、ヤマト運輸が3,030円に対して、佐川急便の価格は4,312円です。

180・200サイズを任せるときは、ヤマト運輸に頼む方が良いといえるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ヤマト運輸と佐川急便の配送料金を比較した上で安価な配送業者はどちらなのかを考察していきました。

商品の発送サイズによって、どの業者が安いのかというのが分かって面白いなぁと感じました。実際には、持ち込割引やボリュームディスカウント等があるため、ここから値段は更に変動していきますので、ある種参考程度にとどめておいていただけますと幸いです。

実は、一定以上の荷量を持つ物流委託業者と運送業者は、特別な運賃契約を結んでいることが多く、HP上で記載しているよりもお得な料金で配送してもらえることがあります。

今、「配送料が高くてコストがかさんでいる…物流業務が大変だ…」と感じているそこのあなた!ぜひ当社にお問い合わせください!

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